12月
これから入塾したい
という連絡がありました
インスタのキャンペーンを見た兄が
弟と母に伝え
これから入れるかどうか相談してくれた
とはいえ
高3の12月
これから入試の対策をするには
さすがに遅すぎる
だからと突っぱねるのはエイメイ らしくない
そこで、一度お話を伺いことにした
何でもかんでも
やってみます、はかえって誠実ではないため
現在の学力やこれまでの勉強習慣を聞いた上で
正直に、率直に
「3教科で今から○○大学は合格できません」
と伝えた
確かに、入試に絶対はない
それは、良い意味でも、悪い意味でも
だからと言ってこの大事な大学入試を
無責任に引き受けるわけにはいかない
だからこそ
出来ないことは出来ない
としっかり伝えた
ただし
2科目受験なら、○○大学なら
本人の努力次第で
ここまではもっていけるかもしれない
そう伝えた
これまで本気になれなかったとか
これまで勉強してなかったとか
そんなものは関係ない
ここから、どれだけ本気になれるか
それだけを聞いた
相当厳しい話をしたし
覚悟がないなら受け入れないと釘も刺した
「少し、考えさせてください」
そう言って当日は帰宅をした
そして翌日
やれることはやりたいと連絡をもらい
彼の大学受験は始まった
朝7時頃にはエイメイに来て
夜までずっと勉強
誰に言われるでもなく
1ヶ月半
毎日継続した
アドバイスは素直に聞いて
文字通りがむしゃらに、泥くさく
勉強だけの日々だったと思う
そして迎えた共通テスト
頼みの綱の共通テスト
結果は、目標に届かず
わずかな望みだったとはいえ
届かなかったことが悔しく
そこからしばらく、自習室に来られなくなった
呼び出して面談をした
これからのこと、進路のこと
意気消沈してはいるものの
まだ、希望は捨てていない
よし
じゃあやれることは全部やろう
だめもとかもしれないけど
自分が納得する受験になるよう
妥協せずに、行きたい大学を受けよう
そう一緒に決めて出願をした
中期、後期
そうして試験を受け
3月の合格発表を迎えた
驚くことに
東海大学に合格することができた
これは後から保護者の方から聞いたのだが
自己採点ではなんと
8割を超える点数を取れていたそう
専門学校も視野に入れていたけれど
これで春から念願の大学生
きっと色々な葛藤もあっただろうし
後悔も山ほどあると思う
それでも
君が掴み取った合格は、紛れもない合格だ
胸を張って進学して欲しい
そう伝えた
最後に
保護者の方と話をした
ギリギリの入塾を受け入れてくれて
ありがとうございましたと言葉を頂いた
結果が出て、本当によかった
我々の仕事は
結果を出させるお手伝いをすること
その過程を通して
様々な成長を促す教育をする
彼がこの受験を通して
受験の厳しさを通して
何か学びがあったのなら
成長を感じられたのなら
嬉しく思う