私立の受験がひと通り落ち着きつつある
もちろん
中期後期がこれからあるけれど
予備校の8割ほどの生徒が
全ての試験を受け終えた
華々しい合格もあるけれど
これだけ厳しい大学受験では
当然
落ちてしまった大学の数も多い
言わないし、表に出すことはあまりないけれど
おれは、本当に悔しいよ
自分の力不足を痛感するたび
さまざまな後悔がよぎる
今年の生徒だけじゃない
今の自分たちなら
あの年の、あの生徒を
合格させられたんじゃないか、と
考えてしまうこともある
その度
悔しい思いがふつふつと込み上げて
どうしようもない気持ちになる
だから
まずは自分が思い切り勉強して
誰よりも働いて
努力を背中で語る人であること
そしてそれを示すことで
EIMEI予備校全体が強くなり
一人でも多くの生徒の希望を叶えられるようにならなくてはいけない
その思いで日々過ごしている
EIMEI予備校に通う生徒たちは
みんな良い子で、みんな可愛い
おれが担当している子の中にも
だいきに合格を報告するために頑張っている
なんて話す子すらいる
いや、それは自分のためにやってくれ
と伝えるけれど
それでも、その気持ちが嬉しい
そんな子たちだから
合格できなかった時に
申し訳ない
と思ってしまうかもしれない
けど
そんなことはない
むしろ
力を最大限引き出してあげられなかった自分たちに責任がある、と
毎年そう思いながら2月、3月を過ごしている
EIMEI予備校1期生の生徒で
第一志望に落ちてしまった子がいる
悔しくて、悔しくて
どんな顔をして話せばいいのか
おれはわからなかった
でも
修了式に伝えた言葉
「どこに行くかも大事だが、行った先で何をするかを大事にしてほしい」
この言葉に影響を受けて
大学で思い切り勉強し
彼女は
埼玉県知事賞をもらって卒業して行った
本当に誇らしいし
彼女が今社会人として教育に関わっているのが
心から嬉しい
だから
今、試験を終えて
進路が決まった人に伝えたいことは
行った先で何をするかを大事にしてほしい
ということ
大学受験を通過点として、糧にできる
それが、エイメイ生だからね
そして
ここから試験に臨む君は
その通過点である合否を
まだ自分で決められる力がある
まだまだ諦めるな
きっと大丈夫
試験終了のラスト1秒まで
ペンを持つ手を止めないでほしい