高1の時
同じクラスの友人Aが
定期テストの結果を誇示していたのを思い出した
模試の結果も良く
周りに自慢しては
はいはい、でたでた
と呆れられていた
友人と言っても、正直そこまで深い関わりもなく
普段はいいやつだけど
勉強のことになると面倒だな、くらいの関係だった
2年生、3年生と学年が上がり
いよいよ受験勉強に意識が向き始めたタイミングで
ふと廊下に貼られた模試のランキングが目に入った
あれ
上位者に、Aいないじゃん
1年生の時はあれだけ無双していたのに
何が起きたんだ?
共通の友人経由で話を聞くところによると
学力が買われて、2年次に理数クラスに上がったものの
自分より一生懸命勉強して結果を出す周囲に圧倒され
自信を失い
勉強から逃げるようになってしまったそう
3年次には普通科に戻り
受験勉強そこそこに
オンラインゲームにハマってしまっていたそう
うーん
まさに、井の中の蛙大海を知らず、だね
彼は気の毒だけど
勉強ができることが偉い
というマインドで勉強してると
結局のところ、人を優劣つけて見るようになる
脳は主体を認識できないから
「あいつバカじゃーん」
と人を見下す人は
無意識に人から見下される恐怖を抱いてしまう
だからAくんは
それが積もりに積もった結果
理数クラスで周りより勉強ができない自分はだめだ
と自分を追い詰めてしまい
結果として逃避という選択をとった
今日
とある生徒と話して感動したことがある
「友人の○○がすげえ頑張ってるから、おれ感化されてさ、頑張んなきゃって焦ってる。○○大学目指すのに、今の模試の結果じゃだめだから、どうにかしたい」
そう相談してきた人がいる
彼は学校でトップクラスの成績
正直周りにライバルと呼べる人はいないそう
でも
学校という井戸ではなく
周りの優秀な友人を見て
自分なんてまだまだだと
謙虚な姿勢で勉強に励んでいる
うん
これだよ
本当に伸びる人は
こういう人
どの世界でもそう
本当にトップを走る人は
ある意味人のことなんて考えてない
謙虚な姿勢で
素直に
愚直に学ぶ
高校生の君たちは
勉強を通して
1人の人間としてどうあるべきかが問われている
おれはそう思う
一人ひとりが人生の主人公なんだから
カッコいい人であってほしい
それが
おれがエイメイ生に望むことだ