信条の一つに
「人を諦めない」
というものがある
これは大学時代に親しかった先輩が
とんでもなくワガママな後輩に対して
諦めることなく指導し続けたのを
身近で見てきたことから
自分も同じような人になろうと
当時決めたことに由来している
教育者である我々は
生徒の学力を上げるだけでなく
勉強を通して
人として成長させられるよう
日々指導にあたっている訳だが
ここでも
人を諦めないという信条は
ブレることなく待ち続けようと努力している
ただ
我々も人間だから
時には、どうしたら良いのかわからなくなる時もある
それでも
目の前の生徒と膝を突き合わせて
腹を割って話す
語りかける
言葉を交わす
この姿勢を忘れたら終わりだ
たった一度や二度うまくいかないだけで
それを生徒にせいにしているうちは
自分の未熟さに気がつけないだけでなく
その他責思考は多くの人を傷つける
生徒だって人間だ
変わりたいけど変われない
きっと苦しんでる人もいるだろう
だからこそ
おれらは絶対にお前のことを諦めないぞ
そんな強い気持ちでぶつかっていかないといけない
これは
ある程度マネジメントする立場の先生なら
対先生も同じこと
というか
立場云々ではなく
関わる人に対して
勝手に諦めて、あいつはどうこう言っていてはだめだ
そんな、遠くから石を投げるだけの傍観者になってはだめだ
「じゃあ、手前は何ができるんだよ?」
と自分に言い聞かせて
やるべきことをやるだけだ
おれはそんな
諦めの悪い人であり続けると決めて
ここまでずっとやってきた
これからもこの姿勢は変わらない
例えおれのことを諦める人が出てきても
おれはおれを諦めないし
周りのことも諦めない
そうありたいから、そうあるだけだ