令和四年度から変わる
高校生の新しい教科書
英語を中心に各科目を見てきましたが
これまでとは求められているものが違うのがわかります
英語に関して
英語コミュニケーションなら
全ページに音声のQRコードが付きます
わかりやすい変化はここ
音声をすぐに聴けるのが良い
あとは生徒がどう活用するか
教師が的確に指示しないといけません
中身に関して
特別難化したようには見えないものの
教科書によっては
最初から句と節、等位接続詞について
親切に記述してくれているので
ロジックで英語を学ぶように
という圧を感じます
個人的には好きですが…
英語表現からタイトルが変わる理論と表現は
おそらく
コミュニケーション重視になる予感がしています
これまではこちらは文法重視でしたが
教科書を読むと
・自己紹介のフレーズ
・過去のことを伝える時には
など
シチュエーション別にユニットに分かれており
また
tとd
rとl
のような
対になる音素を学ぶ箇所が小単元ごとについており
学校の授業が
英語表現:文法の授業
から
理論と表現:英語の論理とその実践
に変わってくる可能性が考えられます
もちろん教科書や学校によってはその限りではありませんが
求められているものがこれまでと変わった
というのは明らかでした
以上を踏まえて
また
出口である共通テストを加味し
学校の授業がどう変わるかを予測すると
英語コミュニケーション
これまでと授業内容自体は大きく変わりはしないが、求められると語彙力が増えるため難化する。テスト範囲の長文をじっくり読むことで「精読」の練習を積むことは可能だが、可能であるだけで指導が変わらないと結局なにも変わらないのでは?というのが正直な印象。長文を読む分量自体はさほど変わらないため、私立や上位校では副教材を多用することになる(cutting edgeみたいな学校専売品が配布されるはず)。
理論と表現
仮に学校で発音、英語での議論などのスピーキングが重視になった場合、それはそれで良い反面、文法の皺寄せがどこかにいく。よく言われているのは、学校ではコミュニケーション、塾で文法、の構造になる。そのあたりは致し方ないと思う反面、学力格差に拍車がかかってしまうのはまずい。上位校ほど文法は自分で読んで勉強しておいて、になりがちだから、自分で参考書を読んだり、動画を見て学ぶ習慣がない生徒はそれだけで置いていかれてしまうのが目に見える。
結論
高校生になってこれだけ大変になるのだから
塾に通わないで自分でやる、は
なかなか無謀な時代になってきた
僕ら世代やその上の世代とは
求められている力も
必修で学ぶことの分量も大きく異なる
大学入試も難化している
頼るところは頼ってうまくやっていかないと
潰れる子供たちがでてしまいそうだ
おれらがやれることを
精一杯やっていこう
そのために、今から全力で準備を