二神大輝(EIMEI予備校塾長)のブログ

【早く大人になりたい!】子どもたちがそう思える社会をつくることが夢。旅行、料理、写真など趣味についても書いていきます。

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殻を破る覚悟

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300日後にパパになる夫の日記

夏に産まれてくる子どものために日々葛藤する二神の日記を連続記事としてnoteのマガジンにまとめています。ぜひご覧ください!

二神大輝の公式note

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卒啄同時(そったくどうじ)という言葉をご存知だろうか

 

ヒナは卵から孵化するとき

 

内側からクチバシでコツコツと殻をつつき

 

親鳥はそれを待って外側から殻をつつく

 

内側のヒナと外側の親鳥が同時につついて初めて殻が破れる

 

という禅宗の教えだ

 

 

 

 

 

 

 

これはまさに教育の本質を表しており

 

EIMEI予備校の指導哲学にも合致する

 

生徒が内から殻をつつく時、同時に我々も外から卵をつつくのだ

 

 

 

 

 

 

塾に入ると自分で決めた人なら、すでに殻にはヒビが入っているだろう

 

それを破って出てくるのは、自身の力でなくてはいけない

 

私たちが殻を破って外に出してあげたなら、

 

それは教育ではなく

 

ただのサービスになってしまう

 

ファミレスでお金を払って食事をするのと変わらない

 

ただ残念なことに

 

学力や合格というのはお金では買えないのだ

 

世界一良質な参考書も、手にしただけでは価値がない

 

それを「やってみる」という過程にこそ価値がある

 

だからこそ私たちは

 

いつでも主語を「生徒」に置かないといけない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主語を「生徒」に置くとは

 

君はどうしたい?

 

と問いかけることから始まる

 

自分の頭で考えさせ、行動を促し、主体性を育む

 

勉強も、受験も、やらされるものであってはいけないからだ

 

義務教育の外にいる高校生の君は

 

自身の人生を考える過程で

 

内面と向き合い、進路を検討する

 

まだ社会を知らないこの貴重な期間は

 

まだ未来がぼんやりしていて

 

目標も定まらないかもしれない

 

しかし

 

そんな状態であっても

 

おうちの人は投資をしてくれていることを忘れてはならない

 

支援する側の我々が生徒を主語に置くように

 

高校生も「私はどうしたいのか」を本気で考えなくてはいけない

 

同時に「どうなることを期待されているのか」に応えることも

 

高校生なら、必要だ

 

 

 

 

 

 

 

さて

 

卵の中に居続けるのは非常に心地が良い

 

何も考えなくて良いからだ

 

しかし

 

エイメイ生である君たちが

 

先輩たちがそうであったように

 

本物の「エイメイ生」になるためには

 

自ら殻を破る覚悟を決めなくてはならない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この春休み

 

殻にヒビを入れた人がいるね

 

いち早く殻を飛び出すのは誰だろう

 

そして次に殻に穴を開けるのは誰だろう

 

楽しみでならない