勉強を通して
身につけてほしいのは
まさにこれ
見えないものを見る力
図形の問題で補助線を導いたり
現代文の問題で要約するポイントを見抜いたり
そういうところから
世の中の見えない問題を見る力を養ってほしい
例えば
センシティブな問題で言うなら
LGBTの方に対する理解の欠如や不理解の問題
この問題点はどこですか
そして
歴史的な観点から見た時
なぜそのようなことが起きて
どのようにすべきですか
難しいですよね
でも
明治維新前までの日本の歴史を見れば
実は日本において同性愛なんて当たり前だったし
性に関してかなり寛容な国でした
それが終戦後、他国の文化が入り込んで
どう変わってきたか、という知識があれば
なるほど今に至る経緯はそこにヒントがあるのか
とわかるし
解決の糸口は歴史から見えてくる
この
見えないものを見る力
もとい
見ようとする力には
必ず知識が必要
学校教育は詰め込み型でよくない、なんて批判もあるけど
まずインプットなくしてアウトプットはできないのだから
あながち間違いではないのでは?
とも考えられるんだよね
やり方に問題が見つかったかもしれないけれど
ということで
自身の受験のための勉強を通して
まずは自身における
見えないものをみてほしい
何がわからないのか
どこに躓いているのか
何にイライラしているのか
どこにモチベの源泉があるのか
そういった自己との対話と
行動を積み重ねていくことが自立であると
おれは思う
これは学校だけで培われるような単純なものではないから
塾、部活、習い事、人間関係
いろんな局面において
環境が大事になってくるわけだね
だから
君たちには
環境選びにこだわってほしいと
強く思う
もし自分に子どもがいたら
面白そう!!という好奇心の種をみつけて
思い切りやらせてあげたり
一方で見たことのないもの、やったことないことを
たくさん経験させたりする中で
成長を促すと思う
天才を除いた99%の人は
環境がその人をつくるはずだからね