スマホでコミックを買ってから
毎日のように読み返している僕です
何回読んでも面白いし
何回読んでも18巻で号泣します
この漫画がなぜ面白いのか
流行っているから、ではなく
自分の心の動きに注目して
分析してみたとき
2つのことに気がつきました
⚠️このブログでは鬼滅の刃のネタバレを含みます。ご注意ください。⚠️
①コマ割が天才的
これまで漫画を数千冊読んできましたが
コマ割で圧倒された作品が
HUNTER×HUNTER
でした
場面の引きと寄り
場面や動きに合わせた形
ページをめくった後まで計算された
物語の効果的な見せ方
視線の動きや
キャラクターの思考が
ダイレクトに伝わってくる
天才すぎ
内容が同じでも
コマ割1つで
「早く次のページを読みたい!」
そう思わせられるかどうかが
大きく変わります
鬼滅の刃のコマ割における
注目ポイント!
「静」と「動」の描写分けです
第81話「重なる記憶」において
炭治郎 vs 堕姫 の戦い
炭治郎の怒りの高まりに合わせて
ここから
次の3→4コマ目を皮切りに
「動」を表す
斜めのコマ割が
終わりまで14ページに渡って続きます
これはこの戦い問わず
戦いのシーンでは頻繁に見られます
その他にも
意識して読んでいる人は少ないと思いますが
このように
帯目線
かつ
速さを表現するための
視点の逆転
という工夫も
あらゆる場所に
細かい手法が凝縮されています
すごい
本当にすごい
②家族の物語
1巻から一貫している
鬼滅の刃の魅力
それは
キャラクターの家族愛
炭治郎が鬼狩りになるきっかけから始まり
禰豆子との絆
鱗滝さんと子供たちという関係
善逸と師匠・慈悟郎の師弟関係
伊之助と母
しのぶ、カナエ、カナヲの関係
といったメインキャラクターはもちろん
その他、柱も
無一郎と有一郎
煉獄杏寿郎と弟、父、母
義勇と姉
天元と3人の妻
実弥と玄弥
など
そして鬼にもそれぞれの物語がある
何度も言うが
鬼滅の刃とは
家族の物語である
鬼殺隊も、鬼も
過去にあるそれぞれの物語が
丁寧に描かれており
敵なのに憎めない、感情移入してしまう
そんなことも多い
そして
敵である鬼舞辻無惨は
鬼でありながら非常に人間臭い
ここも魅力の一つ
永遠の命を手に入れるため
太陽の克服を試み
青い彼岸花を探す
見つからない、見つけられない
苛立ちを表に出すことも多い
産屋敷一族
そして鬼殺隊
鬼舞辻無惨を倒すため
脈々と受け継がれた意志を
仲間に
家族に
後進に
必ず繋ぐ
消えることのない大きな意志
いや、
遺伝子を描く壮大さは
ジョジョの奇妙な冒険と同じものを感じます
しかし
これまでのジャンプ漫画と大きく異なること
それは
主人公が特別な血統ではないということ
それでも、特別な才を持たずとも
努力によって道を極めれば
必ず辿り着くことができる道がある
継国縁壱の言葉は
これまでのジャンプの歴史を変えるものだ
特別な血筋でなくとも
真っ直ぐに努力する炭治郎を肯定する
そんな第99話は名シーン中の名シーン
語り出したら止まらないですね
まだ読んだことがない人
また
読んだ人も
新しい視点で楽しめるような
気づきや発見があれば幸いです
時間が許すなら徹底的に分析して
論文にしたい、、、笑