ステレオタイプ脅威という言葉をご存知でしょうか
日経サイエンスには以下のようにあります
もし失敗したら,自分が属する社会集団に対する侮蔑的な固定観念を強めてしまう――という心配が「ステレオタイプ脅威」だ。例えば白人の若いスポーツ選手は黒人選手を下回る成績に終わるのではないかと恐れ,高等数学を学ぶ女性は男子学生よりも低い点をもらうのではないかと心配する。この不安にがんじがらめになると,学業やスポーツ,仕事で実力を発揮できず,成績が上がらない
要は、
本人の能力とは関係のない外的要因によって
「自分は〜なんだ」というネガティブな思い込みを
植え付けられてしまう現象のことです
どうやら社会学の言葉らしいです
これ
気づかないだけで非常に多く見られて
例えば、自分の子どもに
「あんたは〜なんだから」
という言葉
それがポジティブならいいものの
・女の子だから数学が苦手でも仕方がない
・男の方だから料理はできなくてもいい
など、本人の能力や気質とは関係ない尺度で
決め付けられてしまうことによって
「そうか、自分が数学ができないのは女子だからなのか」
「男子だから料理ができなくても仕方ないものなのか」
となり、実際はそうでなくても
思い込みによって実際の能力が下がる
という研究結果も確認されているようです
思い込みの力
というと分かりやすいかもしれませんが
どうせなら、良い方向に使いましょう
ですから
僕は生徒たちの良いところを見て
思い切り伸ばしてあげようとします
ここに全力です
苦手なところは、仕組みでカバーしようとします
たまに
保護者の方と話をさせていただく中で
悪いところばかりを指摘されているのをみると
つい、そんなことはないですよ
こんなに良いところがあります
だから、決めつけないであげてください
と言ってしまうことがあります
僭越ではありますが
子どもたちには、自分の良いところをガンガン伸ばして欲しいと思うのです
生意気かもしれませんが
僕はそれでいいと思っています
だって
欠点を補うために組織があるのですから
みんな良いところを尖らせていって
自分だけの強みがあったら
自信もつくし、自己肯定感、自己効力感が増して
少しでも生きやすくなるんじゃないかなと思うんです