ちまたで流行りの『お金2.0』を読みました。
色々勉強になることが多かったので、忘れないうちに備忘録として。
人が人を呼ぶ仕組み
ザッカーバーグのフェイスブックが例として取り上げられている。人が人を呼ぶ4つの条件
①インセンティブ
→金銭欲、承認欲、競争欲をくすぐる。
②リアルタイム
③不確実性
④ヒエラルキー
(固定化されると②③が失われる)
自然的経済秩序
シルビオ・ゲゼル
「自然界のあらゆるものが時間の経過とともに価値が減っていくのに、通貨のみは価値が減らない」
通貨の価値は時代の変遷に左右されづらい。
したがって、キャッシュフローが滞ると経済への影響が大きい。具体的には、日本人(特に高齢者)の貯蓄神話。ある一定期間使われない現金は価値がなくなるように設定できないものか。。。
その点ビットコインの仕組みはとても優れている。お金が「動く」。
これからの会社像
報酬として、お金以上に「生きる目標」が必要とされる時代に突入する。年金システムが成り立たなくなり、ベーシックインカムの導入も検討されている昨今、最低限の報酬が支給されたら人は何を求めて「仕事」をするのか。
会社に求められるものが、報酬以外に「成長」や「精神的な報酬」、「やりがい」などが大きく占められる可能性が高い。
人間の欲求
流行るものを作るためには人間の本質的な欲求をくすぐる必要がある
→本能、金銭、承認
→利用者がコミュニケーションをとれる余地
→ロイヤリティ
→報酬系
ゲームから学べることは大きい。
やった分だけすぐに上達することで、脳内の報酬系が刺激される。報酬回路を人工的に刺激する優れた装置。
実社会においては、結果がすぐ目に見える形で表れることばかりではない乖離が問題か。
価値の保管の方法が多様化
①有用性としての価値
②内面的な価値
③社会的な価値
人生の意義や目的こそが価値になる。
マズローの段階欲求のうち、低次の欲求が産まれたときから満たされている世代は、高次の欲求を欲する。だから「冷めている」ように見えることもあるが、これは時代による環境の違いの影響でありごく自然なこと。
これからは
「儲かること」より「情熱を傾けられること」に価値がある。
一日中やっていても苦痛ではないことを探すと、そのヒントが見えてくるかもしれない。
現実とは
BMI(brain machine interface)によって、今後は現実を選べるようになるかもしれない。
「空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはいけない。」
アインシュタイン